令和 2年第5回( 9月)
定例会 令和2年
伊予市議会第5回(9月)
定例会会議録(第5号)令和2年9月18日(金曜日) ────────────────────────── 議 事 日 程(第 5 号) 令和2年9月18日(金曜日)午前10時
開議開 議 宣 告 第1
会議録署名議員の指名 第2 議案第86
号~議案第98号 (各
常任委員長報告・質疑・討論・表決) 第3 諮問第 3号・諮問第 4号 (
提案理由の説明・質疑・討論・表決) 第4 発議第 2号 (
提案理由の説明・質疑・討論・表決) 第5 議員の派遣について 第6 閉会中
継続審査申し出の件閉 議 宣
告市長あいさつ閉 会 宣 告 ────────────────────────── 本日の会議に付した事件 日程第1から日程第6まで ──────────────────────────
出席議員(19名) 1番 森 川 建 司 君 2番 吉 久 俊 介 君 3番 川 口 和 代 君 4番 向 井 哲 哉 君 5番 平 岡 清 樹 君 6番 高 田 浩 司 君 7番 大 野 鎮 司 君 8番 門 田 裕 一 君 9番 日 野 猛 仁 君 10番 北 橋 豊 作 君11番 佐 川 秋 夫 君 12番 谷 本 勝 俊 君13番 正 岡 千 博 君 14番 田 中 裕 昭 君15番 武 智 実 君 16番 久 保 榮 君17番 田 中 弘 君 18番 若 松 孝 行 君19番 水 田 恒 二 君
欠席議員(なし) ────────────────────────── 説明のため出席した者市長 武 智 邦 典 君 副市長 山 先 森 繁 君
教育長 渡 邉 博 隆 君
総務部長 河 合 浩 二 君
市民福祉部長 向 井 裕 臣 君
産業建設部長 武 智 年 哉 君
特命プロジェクト推進部長兼
危機管理監 教育委員会事務局長兼
学校教育課長 空 岡 直 裕 君 佐々木 正 孝 君
会計管理者兼
会計課長 総務課長 向 井 功 征 君 大 西 昌 治 君
財政課長兼
未来づくり戦略室長 福祉課長 米 湊 明 弘 君 皆 川 竜 男 君
水道課長 野 島 康 博 君
監査委員事務局長池 内 伸 至 君
中山地域事務所長山 岡 慎 司 君 双海地域事務所長大 谷 基 文 君 ──────────────────────────
事務局職員出席者事務局長 藤 本 直 紀 君 次長 西 山 安 幸 君 ────────────────────────── 午前10時00分 開議
○議長(
正岡千博君) 市長から諮問第3号及び諮問第4号の提出がありましたので、御報告いたします。
議案書(その4)を御参照願います。
~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(
正岡千博君) これより本日の会議を開きます。 本日の
議事日程はお手元に配付しておりますので、その順序に従って審議いたします。 この際、休会中に
吉久俊介議員より発言の
取消しを求める動議の提出がありましたので、報告いたします。 内容は9月8日の本会議における
森川建司議員の発言中、「--------------------------」の部分が不穏当な言辞であるため、議会の議決をもって同発言を取り消していただきたいというものであります。 所定の
賛成者がありますので、本動議は成立いたしております。
森川議員において
取消しされたいと存じますが、いかがですか。
◆1番(
森川建司君) 議長
○議長(
正岡千博君)
森川建司議員
◆1番(
森川建司君)
吉久議員の
不穏当発言取消しの動議に対する私の意見を述べさせていただきます。 議会における議員の言論の自由は、最大限に保障されなければならないとする原則があります。にもかかわらず、
発言取消しの動議を本議会で取り上げる事態になったことが非常に残念です。このことを冒頭申し上げておきます。 次に、本題に入ります。 8日午後、
一般質問3番目の
吉久議員が唐突に
南伊予駅について話し始めたことにまず驚きました。ほかの議員も同様だったと思います。私は
南伊予駅周辺の
活性化について推進する立場でしたので、一言も聞き逃さないよう必死にメモをしました。そんな中、
吉久議員の考えは私とは正反対のようでした。 その内容は次の4項目だったと記憶しています。 最初に、誰のための施設かとのくだりは
展望施設は
南伊予の施設であり、ひいては
伊予市民の施設であるという当然のことを全否定し、
地方自治法第1条の2を持ち出し、住民の福祉の増進にならないとまで言い切りました。その根拠は事実と異なるものです。私は、2歳の孫と毎日のように
南伊予駅に散歩に出かけ、そのたびにいかに
鉄道マニアが多いかを実感しております。
2つ目は、
用地取得の厳しさ等にるる言及していました。しかし、当市は松前町同様、
市街化調整区域の
地区計画の
運用方針について令和3年3月をめどに鋭意作成中であります。そういうことを抜きに開発が最も困難な場所と決めつけ、ちょっとした公園の中にぽつんと
展望台と言い放ちました。 3つ目は、
費用負担の話を持ち出し、
展望施設は億単位の金額がかかり、
コロナ禍で今はそれどころではないからやるなと言いました。 さらには、追い打ちを掛けるように4つ目は、財政を持ち出しました。5Gと
展望施設を
てんびんにかけて、
展望施設の建設をやめるよう示唆しました。 ここまで----------を招く意見は、強く胸に突き刺さりましたし、そこまで言うかと思いました。
市長答弁は、私の予想に反して
展望台についてはほとんど言及がないまま
吉久議員の質問が終わりました。私は、このままでは
展望施設潰しの意見が一人歩きするんではないかと危惧しておりました。そのうち私の
一般質問となり、2問目で
南伊予駅周辺の
活性化について質疑が始まりました。そのやり取りの中で、
南伊予住民が30年ぶりの
南伊予駅開業や新車両基地、貨物駅をきっかけとして、同地域ひいては伊予市の発展に期待を寄せ、
住民一丸となって取り組んでいることなどを話すうちに質疑も終盤となり、
理事者に要望を述べる際に
吉久議員のことを思い出し、----------------------と発言しました。
不穏当発言とは毛頭思っておりません。 今申したとおり、私は9月8日の発言中において不穏当と思うところはないと確信しておりますが、議長において不穏当と思われる箇所があれば、適宜
当該部分について処理していただいて結構でありますので、御一任いたします。
○議長(
正岡千博君) 意見を言っていただきました。 ただいまの発言の中で、
「--------」ということをまた言われたわけです。この部分は問題があろうかと思います。それでもって、それでは進めてまいります。
暫時休憩いたします。 午前10時07分 休憩 ─────────────────────── 午前10時07分 再開
○議長(
正岡千博君) 再開いたします。 お諮りいたします。
森川建司議員の申出のとおり発言中の不穏当な言辞の部分について取り消すことに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
正岡千博君) 異議なしと認めます。
森川建司議員からの発言の
取消しの申出を許可することに決定をいたしました。 冒頭申し上げました
「--------」という部分を議長の職権において削除いたします。 〔「
暫時休憩」と呼ぶ者あり〕
○議長(
正岡千博君)
暫時休憩。 午前10時07分 休憩 ─────────────────────── 午前10時09分 再開
○議長(
正岡千博君) 再開いたします。 どの部分をという休憩中に御意見がございました。 「-------------------------」、この部分と本日発言の中ございました先ほどの……。
暫時休憩。 午前10時09分 休憩 ─────────────────────── 午前10時10分 再開
○議長(
正岡千博君) 再開いたします。 先ほどありました発言の不穏当な部分について、
「--------」という部分、この2つの
取消しをするということでよろしいでしょうか、この2つ。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
正岡千博君) それでは、そのように決しました。
~~~~~~~~~~~~~~~
△日程第1
会議録署名議員の指名
○議長(
正岡千博君) 日程第1、
会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、
会議規則第81条の規定により、議長において12番
谷本勝俊議員、14番
田中裕昭議員を指名いたします。
~~~~~~~~~~~~~~~
△日程第2 議案第86
号~議案第98号 (各
常任委員長報告・質疑・討論・表決)
○議長(
正岡千博君) 日程第2、これより本
定例会におきまして各
常任委員会に付託され審査になっておりました議案第86号ないし議案第98号の13件を
一括議題といたします。 この際、各
常任委員長から
委員会における審査の経過並びに結果について御報告を願うことにいたします。 まず、
総務委員長北橋豊作議員、御登壇願います。 〔10番
北橋豊作君 登壇〕
◆
総務委員長(
北橋豊作君)
総務委員会の審査の報告を申し上げます。
今期定例会におきまして、当
委員会に付託されました議案4件につきまして、去る9月14日に
委員会を開催し、
関係者の出席を求め、
慎重審査をいたしました。 その結果は、お手元に配付しております
委員会審査報告書のとおりであります。 以下、審査の過程において特に論議がなされた事項について、その概要を申し上げます。 まず、議案第90
号令和2年度伊予市
一般会計補正予算(第6号)の
所管部門について申し上げます。 歳出、2款1項7目
企画費、
マイナポイント手続補助として、
会計年度任用職員及び
登録用端末機に係る経費として137万円を計上するわけだが、この
マイナンバーカードというものが
特別定額給付金の交付においては、一日でも早く市民に給付できるように役立ったのかとの質疑に対し、本市においても一定の申請があったが、その
確認作業に
書面提出よりもかかったということもあり、効果としては薄かったと感じているとの答弁がありました。 その答弁に対して、
マイナンバーカードを利用した
電子申請、
書面申請とどちらが交付が早かったのかとの質疑に対しては、
マイナンバーカードを利用した申請のほうが申請時期は3週間ほど早かったが、今後
マイナンバーカードと口座がひもつけされていくこととなれば、今回のような
給付事業に関しては素早い対応ができるようになると思われるとの答弁がありました。 次に、同じく13目
防災諸費、14節
防災行政無線受信設備設置等工事に関する
工事請負費について、昨年度購入した
戸別受信機1,015台を
対象世帯等に設置するための
工事費を計上している。その工事には、
中継局等からの電波の
受信状況の確認や必要に応じた
屋外アンテナの設置も含んでいるが、その
屋外アンテナでカバーできるのか、また
設置場所はとの質疑に対し、昨年度に集落の
中心地点については受信できることを確認しているが、
中心地点から離れると状況が違ってくるので、配布の際に戸別に
受信状況を確認し、
製品本体に附属している
ロッドアンテナだけで受信が難しい場合には、電波が受信できるところに
屋外アンテナを設置するとの答弁がありました。 次に、議案第95
号令和2年度伊予市
一般会計補正予算(第7号)の
所管部門について申し上げます。 歳出、2款1項13目
防災諸費について、今回
避難所での
新型コロナウイルス感染症対策として、
段ボールベッド600台と
段ボール間仕切り600組の
購入費用を
消耗品費にて1,121万9,000円を計上しているが、
消耗品扱いということは使い捨てなのか、またどのように保存を考えているのかとの質疑に対し、
段ボール製であるため、1度使用すると
衛生面や傷みから
ワンシーズンの使用を想定していること、また開封前でも10年、20年と長期間保存できるものではないという性質的な取扱いであることから、
消耗品費で計上したとの答弁がありました。 その答弁に対し、消毒や
カバー等の使用で
衛生面の管理もできるよう工夫し、決して安いものではないので、できるだけ長期にわたって使えるような努力をしてほしいとの意見がありました。 次に、同じく14目
地域振興費、
指定避難所集会所改修等事業費補助事業について、今回
新型コロナウイルス感染症対策対応地方創生臨時交付金を活用して、
指定避難所として登録されている
集会所である
宮下集会所のトイレの
洋式化、
手洗い水栓自動化改修工事に係る
事業費の2分の1、41万2,000円を
補助金として計上しているわけだが、既存の
集会所の
改修補助事業との関連は、また今年1年間だけなのかとの質疑に対し、既存の事業を使うと施設だと10年間、設備だと4年間
補助金が使えないということになるが、
指定避難所という性質上、緊急的に整備をする必要があるということで、
新型コロナウイルス対策費に係る
補修工事に関しては別の事業として位置づけしている。また、今年の
補助費については
臨時交付金を充てることとしているが、次年度以降も
指定避難所集会所に対する
新型コロナウイルス対策費補助については継続して実施していきたいとの答弁がありました。 そのほか、議案第86号、議案第88号については、特に申し上げることはございません。 以上、付託されました議案4件につきまして、
全会一致で原案を可決すべきものと決しました。 以上で
総務委員会の
審査報告を終わります。よろしく御審議賜りますようお願いいたします。
○議長(
正岡千博君) それでは、ここで
暫時休憩といたします。 午前10時18分 休憩 ─────────────────────── 午前10時19分 再開
○議長(
正岡千博君) 再開いたします。 次に、
民生文教委員長向井哲哉議員、御登壇願います。 〔4番
向井哲哉君 登壇〕
◆
民生文教委員長(
向井哲哉君)
民生文教委員会の審査の報告を申し上げます。
今期定例会におきまして、当
委員会に付託されました議案8件につきまして、去る9月10日に
委員会を開催し、
関係者の出席を求め、
慎重審査をいたしました。 その結果は、お手元に配付しております
委員会審査報告書のとおりであります。 以下、審査の過程において特に論議がなされた事項について、その概要を申し上げます。 まず、議案第90
号令和2年度伊予市
一般会計補正予算(第6号)の
所管部門について申し上げます。 歳出、2款3項1目
戸籍住民基本台帳費、11節
役務費について、
マイナンバーカード交付数と
各種証明書の
コンビニ交付数が当初の
想定数を大幅に上回ったことによる増額とのことだが、現在の
交付状況と増加に至った要因、また
マイナンバーカード交付事業の今後の
見通しはとの質疑に対し、本年7月末現在の
マイナンバーカードの
交付率は15.68%で、5,792枚を発行している。
発行数の推移として、昨年12月ぐらいまでは月間100枚近く発行していたが、5月から実施した
特別定額給付金事業や現在実施している
マイナポイント事業の影響もあり、5月が135枚、6月が277枚、7月が243枚と約2.5倍の
増加傾向となっている。
コンビニ交付については、昨年11月ぐらいまで月間50部近く発行していたが、最近では100部前後で推移している。 本市は平成29年から
コンビニ交付を開始したが、その後松山市、東温市、松前町などの
近隣自治体が続けて開始したことで、この
事業自体が一般的に広く市民に知られてきたことが増加の要因であると考えられる。
マイナンバーカード交付事業における今後の
見通しとして、
マイナポイント事業で付与される
電子マネーは、地元のスーパーなど小さな店舗でも利用できるようになっていることから、今後市民に啓発していくことで
交付数もさらに伸びていくものと推測されるとの答弁がありました。 次に、議案第95
号令和2年度伊予市
一般会計補正予算(第7号)の
所管部門について申し上げます。 歳出、4款1項4目
保健センター運営費、17節
AI体温検知システムについて、
新型コロナウイルス感染拡大防止策として、これまで集団健診等で使用していた額で測る非
接触型体温計と比較して、実際に体温が高い
受診者が来た場合に備え、どちらも職員が付き添う必要があるため、
負担軽減の効果はあまり期待できないのではとの質疑に対し、この
AI体温検知システムを導入する利点として、これまで額にかざして検温することで不快に感じていた方への改善と瞬時に測定ができる時間短縮が上げられる。職員の
負担面においては、これまでどおり職員がついて対応することになるが、一人一人職員が検温していたものを
受診者自らが移動して検温できるため、職員の負担は軽減されるとの答弁がありました。 同じく、17節
空間除菌消臭装置について、今回他課が
購入予定の
オゾン脱臭器と比較すると1台
当たりの金額がかなり安価であるが、性能的に差があるのかとの質疑に対し、今回
購入予定の装置は、吸い込んだ空気に対し、光触媒による除菌消臭機能に加え、菌や
ウイルスに深
紫外線LEDの光を照射し、不活化させる装置である。
インフルエンザウイルスや
アレルギー等はもちろん、
新型コロナウイルスに対しても有効性が確認されている。
オゾン脱臭器は、1台
当たりの
有効範囲が50畳程度と広いが、この装置はおおむね8畳分に対応する
小型軽量の機器である。相談室などの小さい部屋から
会議室などの大きい部屋が存在する
総合保健福祉センターにおいては、小規模な機器のほうが効果的に対応できるとの答弁がありました。 次に、10款1項3目諸費、18節
修学旅行中止等に伴う
キャンセル料支援事業補助金について、
キャンセル料の詳細と
積算根拠はとの質疑に対し、今回小学6年生1人
当たり4万4,600円の328人分と中学3年生1人
当たり7万7,600円の287人分を
基礎単価とし、その2割分の738万円を予算化している。
補助率の根拠としては、本年の学校一斉
臨時休業期間中に
修学旅行を実施予定していた学校に対する国からの
補助率を採用しており、今後
キャンセル料が発生した場合には
保護者に対して補助することとなると答弁がありました。 その答弁に対し、今回
港南中学校から、
修学旅行の実施について
保護者から参加の同意が約65%あったが、
教育委員会の要綱で定める80%以上の同意に達していないため、実施できなかったと聞いた。今回の
コロナ禍において、中止の決定はやむを得ないと考えるが、現在の80%という基準は少し高過ぎるとの意見も
保護者から多く寄せられているため、基準を見直すことはできないかとの質疑に対し、この基準は平成25年に県から
基準等を定めた規程を制定するよう指導されたものであり、当時
周辺自治体においても県の指導により同様の基準を定めた経緯がある。基準の
見直しについては、まず県に確認し、それが可能かどうかを探りながら進めていく必要があるとの答弁がありました。 その答弁に対し、委員から、今後基準の
見直しが俎上に上がった場合、
近隣自治体などに合わせるのではなく、中身をしっかり精査し、
保護者や生徒の事情も勘案するなど、様々な角度から検討し、決定してほしいとの要望がありました。 そのほか、議案第89号、議案第91号ないし議案第93号、議案第96号、議案第98号については、特に申し上げることはございません。 以上、付託されました議案8件につきましては、
全会一致で原案を可決すべきものと決しました。 以上で
民生文教委員会の
審査報告を終わります。御審議のほどよろしく賜りますようお願いいたします。
○議長(
正岡千博君)
暫時休憩いたします。 午前10時29分 休憩 ─────────────────────── 午前10時30分 再開
○議長(
正岡千博君) 再開いたします。
--------------- ------------ --------------------- ------------------------------------------------------------------------------------- 次に、
産業建設委員長平岡清樹議員、御登壇願います。 〔5番
平岡清樹君 登壇〕
◆
産業建設委員長(
平岡清樹君)
産業建設委員会の審査の報告を申し上げます。
今期定例会におきまして、当
委員会に付託されました議案5件につきまして、去る9月11日に
委員会を開催し、
関係者の出席を求め、慎重に審査をいたしました。 その結果は、お手元に配付しております
委員会審査報告書のとおりであります。 以下、審査の過程において特に論議がなされた事項について、その概要を申し上げます。 まず、議案第87
号伊予市なかやま
クラフトの里条例の制定について申し上げます。 今回の
条例制定により、
中山特産品センターと
クラフトの里を統合して運営するわけだが、このタイミングで条例化する理由と、
指定管理者の選定に
当たり、
双海シーサイド公園と同様に公募していくのかとの質疑に対し、今年度をもって5年間の
指定管理期間が終了するため、今回条例を一本化することにした。
指定管理者選定については、
双海シーサイド公園と同様に広く
指定管理者を募集したいと考えているとの答弁がありました。 次に、議案第90
号令和2年度伊予市
一般会計補正予算(第6号)の
所管部門について申し上げます。 歳出、6款1項3目
農業振興費、18節
認定農業者経営発展支援事業費補助金について、
県補助率2分の1以内と言いながら、実際は約4分の1程度の補助しかない。
認定農業者は、本市の農業を牽引していく人であるため、2分の1に足りない部分は市が補助するべきではないかとの質疑に対し、今後は他事業との兼ね合いまた他市町の動向も認識し、検討した上で予算計上してまいりたいとの答弁がありました。 7款1項4目
観光費、12節伊予市
おもてなしプラン作成業務委託料について、旧市町の一体感、統一感を醸成するための
プランを策定するということだが、これまでにも史跡、旧跡、
名所等をまとめた冊子を作成している。
コロナ禍で税収減が見込まれる中、600万円もの
一般財源を投じる目的やどれだけの
経済効果を見込んでいるのか。また、
プランの提案を受けた後、冊子の
作成費用など新たな支出があるのかとの質疑に対し、
コロナ禍で多くのイベントが中止となり伊予市を訪れる方が激減しているが、本業務は一定の収束を見た後、新しい
生活様式の中において新たな観光の形をつくり上げ、多くの方々を伊予市に呼び込むことを一番の目的としている。 本業務の作成では、市内に点在する施設や観光スポットを整理し、自転車利用を含めた交通手段ごとの周遊
プランを考えてまいりたい。例えば、下灘駅を訪れた方がその場所だけ見て帰るのではなく、自転車を利用した場合はどういうルートで周遊し、どういうところにお金を使ってもらえるのか等の仕組みを考えたい。また、ファミリー層、女性グループ、若年層などをメインターゲットとして、少人数が一定の時間、市内に滞在していただくことを目標としている。 冊子等については、新たに作成する予定はなく、今回作成する
プランを市観光協会のホームページに掲載したり、本市のプロモーション映像の作成に反映させたいと考えている。 財源については、
事業費の半額を愛媛県新ふるさとづくり総合支援事業で支援していただけるよう愛媛県と調整中であるが、残りの300万円は
一般財源であるため、本業務の成果として伊予市にお金が落ちる仕組みを構築するなどで、少なくとも投資以上の効果を上げてまいりたいとの答弁がありました。 さらに、業務発注に当たっては、どういったコンサルタントに募集をかけるのかとの質疑に対し、事前に見積りを依頼した事業者は、観光系やランドスケープ系等の事業者で、地元の事業者、中四国を中心とした事業者、全国展開している事業者の3者である。現在は、その3者のいいところを取り入れた仕様書を作成中であるとの答弁がありました。 その答弁に対し、コンサルタントは使い回しの企画書が多く見られるため、若いときに都会で活躍し地域に戻ってきているデザイナー等、地域にゆかりのある方と協力関係の下で作成してほしいと求めたところ、発注仕様に地域のクリエーター等と連携を図ること等の条件を入れると参加事業者がなくなる可能性もあるため、そのような公募は行わないが、
プランの作成に当たっては、伊予市に住む方が考える伊予市のよいところと、市外の方が見た伊予市のよいところが若干違うことがあるため、SNSやウェブアンケート等を有効に使い、伊予市が出したい情報だけでなく、伊予市に興味がある方、訪れたい方が知りたい情報を客観的に調査し、それらを中心としたブランディングの方法を考えていきたい。伊予市で生まれ育った方や、ゆかりのある方を絡めた提案は、点数が上がってくることが想定されるため、今回の事業者公募に当たっても様々な提案があることを期待しているとの答弁がありました。 次に、議案第94号ふたみシーサイド公園の
指定管理者の指定について申し上げます。 4月に公募した際は、1者の申込みであったのに、点数が低いとして不採用となっているが、それはなぜなのか。また、今回4者の応募があり、現在の
指定管理者ではない事業者が採用されているが、市のほうから他の事業者に呼びかけを行ったのかとの質疑に対し、市ホームページには、採点基準と点数が低い場合は1者でも採用とならない旨を掲載していた。5年間の
指定管理期間を振り返った中で、裁判の事例が発生したことや昨年度の死亡事故の報告が市になかったこと等の管理体制が問われた。また、収支計画に関する質問に満足な回答ができなかった等により結果的に基準を満たすことができなかったものである。 市から他の事業者に呼びかけは行っていないが、1回目の選定
委員会の結果が市ホームページに掲載されて以降、十数社に及ぶ企業や団体から問合せがあり、実際にプロポーザルの申込みがあったのが4者であったとの説明がありました。 さらに、地元の方に運営してもらうのが一番よいのだが、プロポーザルで広く公募し、市外の事業者が運営することで、本来の目的である地元色がなくなるのではないかとの質疑に対し、市長からも地元との融和を図るよう指示が出ている。現在勤めている方の優先的な採用、テナントへの優先的な入居等、地元色をより高められるよう施設管理者と調整を図ってまいりたい。なお、プロポーザルの提案と異なる運営を行う場合は、市の権限で協定の解除を行う場合があるとの答弁がありました。 次に、議案第95
号令和2年度伊予市
一般会計補正予算(第7号)の
所管部門について申し上げます。 歳出、6款1項3目
農業振興費、18節営農継続支援交付金について、
新型コロナウイルス感染症の影響を受け、国の高収益作物次期作支援交付金の支給対象となる農業者のうち、価格が下落した花卉、野菜の生産者に対して10アール
当たり5万円を上乗せ支援すると説明があったが、果樹生産者への支援はないのかとの質疑に対し、今回JAから資料を取り寄せ、売上げの減少率を分析したところ、花卉は89%、野菜についても89%弱と一定の下落が確認できたものの、果樹については103%弱と影響が見受けられなかったため、今回は見送ったものである。これは、国の交付金の対象期間が2月から4月に限定されていることによるもので、今後国の事業に予算の追加や期間の延長があり、売上げの減少が確認できれば、対象に含める検討を始めたいとの答弁がありました。 7款1項2目商工振興費、12節飲食店用プレミアム付商品券発行業務委託料及び密接不可避業種感染予防対策推進事業者協力金支給業務委託料について、事業の開始時期と告知方法はどのように行うのか説明を求めたところ、開始時期については、密接不可避事業は10月1日から開始したいと考えているが、飲食店用プレミアム付商品券発行事業は、議決後、取扱店の募集、商品券の印刷、販売といった作業が必要となることから、早くとも11月初旬になると想定している。告知については、ホームページ、広報紙、新聞の折り込みチラシのほか、業種が限定している事業はそれぞれの業界、組合等に直接声かけを行ってまいりたいとの答弁がありました。 さらに、プレミアム付商品券の販売に当たっては、市民が求めやすい方法を検討してほしいと求めたところ、商工会議所、商工会事務所では継続して販売するほか、ウェルピア伊予等の施設を貸し切り、集中販売日を設けるなど、多くの方々が求めやすい方法を検討してまいりたいとの答弁がありました。 同じく、4目
観光費、12節自転車を活用した観光等推進計画作成業務委託料について、伊予市
おもてなしプラン作成業務委託料でも自転車を活用した観光計画を策定すると説明があったが、業務内容が重複するのではないか、また同じ業者が落札するのではないかとの質疑に対し、本業務では、観光面の視点は取り入れるものの、自転車活用を推進する側面から、通学や通勤など通常の自転車利用も含めた自転車全般にわたっての今後の在り方を明確にするよう考えており、おもてなし
プラン作成業務と関連は持たすものの、別物の計画をつくり上げる予定である。同じ業者が落札する可能性もゼロではないが、仕様書を作成する段階で違いを明確にし、複数の事業者に応札していただきたいと考えている。しかしながら、両業務ともに自転車の活用計画があるため、おもてなし
プランと本業務の事業者の意思疎通、情報共有を図りながら整合性が取れた計画にしてまいりたいとの答弁がありました。 同じく、6目まちづくり推進費、14節JR伊予市駅前街の交流拠点施設改修工事について、改修の目的と工事概要の説明を求めたところ、3密状態の抑制に努めるために行うもので、特産品販売棟の自動ドアと空調設備を改修し、空気の循環、換気を向上させる。また、中庭部分に縦4メートル、横12.5メートルのカーポートタイプの屋根を設置し、屋内の狭いスペースが密にならないように中庭で食事ができるスペースを確保するものである。それ以外の効果として、自動ドアを2枚扉から3枚扉とすることにより、間口が約85センチメートルから約110センチメートルに広がり、高齢者等が電動車椅子に乗ったままでも施設内への出入りが可能になるとの答弁がありました。 そのほか、7款商工費全般について、様々な事業を実施するが、それぞれの事業ごとに早い者順で予算が足りなくなった場合はそこで打ち切るのか、改めて補正予算を組むのか説明を求めたところ、1次配分を活用した事業の中でも、既に多くの申請をいただいている事業やそうでもないものがあるが同一科目である場合は相互に流用することができるため、事業ごとの予算額を上限とするのではなく、国、県の了解をいただいた上で、財政担当と調整しながら可能な限り財源を有効に活用してまいりたいとの答弁がありました。 さらに、別の委員から、中小企業応援給付金支給事業は、他市と比べ採択条件が厳しく、飲食店用プレミアム付商品券発行事業は、予算規模も少ない上、事業開始時期も遅い。町家の改修やスポーツ電動自転車の購入も大事かもしれないが、伊予市の商店街、中小企業、個人事業者を救うため、これら2事業を優先して実施するべきではないかと意見が出たことに対し、今回の2次配分に当たっては、財政部局も事業者支援に重点を置くべきとの判断のもと、他の部署と比較しても多額の予算を配当してもらった。その上で商工会議所とも協議を重ねた結果、ようやく事業化できたものであるとの答弁がありました。 8款5項2目公園費、18節公共施設
指定管理者支援金について、しおさい公園とふたみ潮風ふれあい公園の
指定管理者に対して支援するものであるが、算出根拠はとの質疑に対し、しおさい公園については、
新型コロナウイルス感染症の影響により、前年度の利用料金と比較し、4月は約35%、5月は約37%、6月は約66%、7月は約74%と4か月間で利用料金が約55%と収入減になっている。前年度実績等を基に12月までの収支の予測を立てマイナス分を計上している。ふたみ潮風ふれあい公園についても同様に、前年度と過去の実績から算出した収支予測を基にマイナス分を計上しているとの答弁がありました。 その答弁に対し、休園期間は、光熱水費やグラウンド整備等に伴う人件費等も減少していると思われるため、当然それらを加味して算定されるべきだと考えるが、最終的にどのように精算するつもりなのか説明を求めたところ、公園利用の減少に伴い、人件費や消耗品、燃料費等の支出も減ってきているが、光熱水費の基本料金など最低限の経費はかかるため、
指定管理者にはそれらを勘案した収支予測を立ててもらっており、その差額に対して支援していくことになるが、最終的には両者でさらに精査してまいりたいとの答弁がありました。 そのほか、議案第97号については、特に申し上げることはございません。 以上、付託されました議案5件について、議案第94号、議案第95号を分離し、議案第87号、議案第90号、議案第97号の残余3件を一括して採決をいたしました。その結果、議案第94号及び議案第95号については賛成多数により、残余の3件については
全会一致で原案を可決すべきものと決しました。 以上で
産業建設委員会の
審査報告を終わります。よろしく御審議をお願いいたします。
○議長(
正岡千博君) 以上で各
常任委員長の報告を終わります。 これより一括して委員長報告に対する質疑に入ります。 御質疑ありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
正岡千博君) 以上で質疑を終結いたします。 討論の通告はありませんので、これより採決を行います。 採決は採決表示システムにより行います。 ボタンの押し忘れ、押し間違いのないよう御注意願います。 念のため申し上げます。 各
常任委員会の報告結果は、お手元に配付の
委員会審査報告書のとおりであります。 お諮りいたします。 議案第86号ないし議案第89号、議案第98号については、一括して採決を行いたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
正岡千博君) 異議なしと認めます。 ただいま議題となっております議案5件について一括採決を行います。 各
常任委員会委員長の報告は原案可決です。各
常任委員長報告のとおり決定することに賛成の議員は賛成ボタンを、反対する議員は反対ボタンを押してください。 〔議員投票〕
○議長(
正岡千博君) 賛成全員であります。したがって、議案第86号ないし議案第89号、議案第98号については、各
常任委員長報告のとおり原案可決と決定しました。 次に、議案第90
号令和2年度伊予市
一般会計補正予算(第6号)について採決いたします。 各
常任委員長の報告は原案可決であります。各
常任委員長報告のとおり決定することに賛成の議員は賛成ボタンを、反対する議員は反対ボタンを押してください。 〔議員投票〕
○議長(
正岡千博君) 賛成全員であります。したがって、議案第90号については、各
常任委員長報告のとおり原案可決と決定しました。 お諮りいたします。 議案第91号ないし議案第93号については、一括して採決を行いたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
正岡千博君) 異議なしと認めます。 ただいま議題となっております議案3件について一括採決を行います。
民生文教委員長の報告は原案可決です。
民生文教委員長報告のとおり決定することに賛成の議員は賛成ボタンを、反対する議員は反対ボタンを押してください。 〔議員投票〕
○議長(
正岡千博君) 賛成全員であります。したがって、議案第91号ないし議案第93号については、
民生文教委員長報告のとおり原案可決と決定しました。 次に、議案第94号ふたみシーサイド公園の
指定管理者の指定について採決いたします。
産業建設委員長の報告は原案可決であります。
産業建設委員長報告のとおり決定することに賛成の議員は賛成ボタンを、反対する議員は反対ボタンを押してください。 〔議員投票〕
○議長(
正岡千博君) 賛成多数であります。したがって、議案第94号については、
産業建設委員長報告のとおり原案可決と決定しました。 次に、議案第95
号令和2年度伊予市
一般会計補正予算(第7号)について採決いたします。 各
常任委員長の報告は原案可決であります。各
常任委員長報告のとおり決定することに賛成の議員は賛成ボタンを、反対する議員は反対ボタンを押してください。 〔議員投票〕
○議長(
正岡千博君) 賛成全員であります。したがって、議案第95号については、各
常任委員長報告のとおり原案可決と決定しました。 お諮りいたします。 議案第96号及び議案第97号については、一括して採決を行いたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
正岡千博君) 御異議なしと認めます。 ただいま議題となっております議案2件について一括採決を行います。 各
常任委員会委員長の報告は原案可決です。各
常任委員長報告のとおり決定することに賛成の議員は賛成ボタンを、反対する議員は反対ボタンを押してください。 〔議員投票〕
○議長(
正岡千博君) 賛成全員であります。したがって、議案第96号及び議案第97号については、各
常任委員長報告のとおり原案可決と決定しました。 〔
委員会審査報告書は付録に掲載〕
~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(
正岡千博君) ここで
暫時休憩をいたしたいと思います。 午前10時55分 休憩 ─────────────────────── 午前11時05分 再開
○議長(
正岡千博君) 再開いたします。 冒頭、先ほどの
森川議員の発言中、不穏当な言辞があったと思われますので、議長は速記録を調べた上、適当な処置を取りたいと存じます。
森川議員において
取消しされたいと存じますが、いかがですか。 〔「何の意味や分からん」と呼ぶ者あり〕
○議長(
正岡千博君)
暫時休憩。 午前11時06分 休憩 ─────────────────────── 午前11時07分 再開
○議長(
正岡千博君) 再開いたします。
森川議員において取り消されたいと存じますが、いかがですか。 〔「何を」「まだ再開してないんやろ」と呼ぶ者あり〕
○議長(
正岡千博君) 再開してます。 〔「
暫時休憩」と呼ぶ者あり〕
○議長(
正岡千博君)
暫時休憩いたします。 午前11時07分 休憩 ─────────────────────── 午前11時10分 再開
○議長(
正岡千博君) 再開いたします。 議長は議事録を調べた上で、適当な処置を取りたいと存じます。
森川議員において取り消されたいと存じますが、いかがでしょうか。 〔「
暫時休憩をお願いします」と呼ぶ者あり〕
○議長(
正岡千博君)
暫時休憩。 午前11時10分 休憩 ─────────────────────── 午前11時11分 再開
○議長(
正岡千博君) 再開いたします。 それでは、この件について──再開しております──議運のほうでまた御検討いただきながら決したいと、議長が判断をしたいと、このように思います。よろしいでしょうか。 〔「議長に任せるということ」「
暫時休憩」と呼ぶ者あり〕
○議長(
正岡千博君)
暫時休憩。 午前11時12分 休憩 ─────────────────────── 午前11時15分 再開
○議長(
正岡千博君) 再開いたします。 先ほど
森川議員のお申出のとおり、発言中の不穏当な言辞の分について取り消すことに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
正岡千博君) それでは、そのようにさせていただきます。
~~~~~~~~~~~~~~~
△日程第3 諮問第3号・諮問第4号 (
提案理由の説明・質疑・討論・表決)
○議長(
正岡千博君) それでは、日程第3、諮問第3号及び諮問第4号の2件を
一括議題といたします。 これより
提案理由の説明を求めます。 武智市長。 〔市長 武智邦典君 登壇〕
◎市長(武智邦典君) それでは、諮問第3号及び諮問第4号につきまして、
提案理由を申し上げます。 まず、諮問第3号人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて。 これは、人権擁護委員久保元英氏の任期が来る12月31日をもって満了となりますので、引き続き同氏を委員候補に推薦いたしたく、人権擁護委員法第6条第3項の規定により議会の意見を求めるものであります。 久保氏は、昭和49年4月に旧中山町役場へ奉職され、平成26年3月に定年退職をされております。退職された後は、社会福祉法人伊予市社会福祉協議会事務局長として、地域福祉の推進のため貢献されました。その後、平成27年1月から2期6年間人権擁護委員を務めていただいております。 次に、諮問第4号人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて。 これは、人権擁護委員松岡みちえ氏の任期が来る12月31日をもって満了となりますので、伊予市森、隅田英久氏を委員候補に推薦いたしたく、人権擁護委員法第6条第3項の規定により議会の意見を求めるものであります。 隅田氏は、昭和52年4月に伊予市へ奉職され、平成28年3月に定年退職をされております。退職された後は、技術監理監として在職中に培った知識と技術の継承と、本市行政の発展のために貢献されてこられました。 候補者お二人は、誠実なお人柄で人権擁護委員として適任と存じますので、推薦に
当たり御意見を賜りますようお願いを申し上げます。 以上で説明を終わります。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
○議長(
正岡千博君) 以上で
提案理由の説明を終わります。 これより質疑を行います。 質疑は議案番号順に行います。 まず、諮問第3号人権擁護委員候補者の推薦について意見を求めることについて。
議案書(その4)1ページです。 御質疑ありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
正岡千博君) 次へ参ります。 諮問第4号人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて。
議案書(その4)2ページです。 御質疑ありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
正岡千博君) 以上で質疑を終結をいたします。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております諮問第3号及び諮問第4号は、
会議規則第37条第3項の規定により
委員会の付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
正岡千博君) 御異議なしと認めます。したがって、諮問第3号及び諮問第4号は
委員会の付託を省略することに決定しました。
暫時休憩をいたします。 午前11時19分 休憩 ─────────────────────── 午前11時19分 再開
○議長(
正岡千博君) 再開いたします。 討論の通告はありませんので、これより採決を行います。 採決は分離し、採決表示システムにより行います。 ボタンの押し忘れ、押し間違いのないよう御注意願います。 まず、諮問第3号人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについては、推薦に同意する議員は賛成ボタンを、反対する議員は反対ボタンを押してください。 〔議員投票〕
○議長(
正岡千博君) 賛成全員であります。したがって、諮問第3号については、同意することに決定いたしました。 次に、諮問第4号人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについては、推薦に同意する議員は賛成ボタンを、反対する議員は反対ボタンを押してください。 〔議員投票〕
○議長(
正岡千博君) 賛成全員であります。したがって、諮問第4号については、同意することに決定いたしました。
~~~~~~~~~~~~~~~
△日程第4 発議第2号 (
提案理由の説明・質疑・討論・表決)
○議長(
正岡千博君) 日程第4、発議第2号を議題といたします。 この際、提出者から
提案理由の説明を求めます。
北橋豊作議員、御登壇願います。 〔10番
北橋豊作君 登壇〕
◆10番(
北橋豊作君) 発議第2号の発議者を代表して、
提案理由の説明を申し上げます。
新型コロナウイルス感染症が世界的に蔓延し、我が国は、戦後最大の経済危機に直面している。地域経済にも大きな影響が及び、本年度はもとより来年度においても、地方税、地方交付税など
一般財源の激減が避け難くなっている。 地方自治体では、医療介護、子育て、地域の防災・減災、雇用の確保など喫緊の財政需要への対応をはじめ、長期化する感染症対策にも迫られ、地方財政は巨額の財政不足を生じ、これまでにない厳しい状況に陥ることが予想される。 よって、国においては、令和3年度地方財政対策及び地方税制改正に向け、下記事項を確実に実現されるよう、強く要望する。1.地方の安定的な財政運営に必要な地方税、地方交付税などの
一般財源総額を確保すること。 その際、臨時財政対策債が累積することのないよう、発行額の縮減に努めるとともに、償還財源を確保すること。2.地方交付税については、引き続き財源保障機能と財源調整機能の両機能が適切に発揮できるよう総額を確保すること。3.令和2年度の地方税収が大幅に減収となることが予想されることから、思い切った減収補填措置を講じるとともに、減収補填債の対象となる税目についても、地方消費税を含め弾力的に対応すること。4.税源の偏在性が小さく、税収が安定的な地方税体系の構築に努めるとともに、国税、地方税の政策税制については、積極的に整理合理化を図り、新設、拡充、継続に当たっては、有効性、緊急性を厳格に判断すること。5.とりわけ、固定資産税は、市町村の極めて重要な基幹税であり、制度の根幹に影響する
見直しは、土地、家屋、償却資産を問わず、断じて行わないこと。さきの緊急経済対策として講じた特例措置は、臨時、異例の措置として、やむを得ないものであったが、本来国庫
補助金などにより対応すべきものである。よって、今回限りの措置として期限の到来をもって確実に終了すること。 令和2年9月18日
伊予市議会 以上、本案の
提案理由の説明を申し上げましたが、よろしく御賛同の上、適切なる御決定を賜りますようお願い申し上げます。 なお、提出先につきましては、衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、内閣官房長官、総務大臣、財務大臣、経済産業大臣、経済再生担当大臣、まち・ひと・しごと創生担当大臣でございます。よろしくお願いいたします。
○議長(
正岡千博君) 以上で
提案理由の説明を終わります。 これより質疑を行います。 発議第2号
新型コロナウイルス感染症の影響に伴う地方財政の急激な悪化に対し地方税財源の確保を求める意見書の提出について御質疑ありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
正岡千博君) ないようですので、質疑を終結いたします。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております発議第2号は、
会議規則第37条第3項の規定により
委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
正岡千博君) 異議なしと認めます。したがって、発議第2号は
委員会の付託を省略することに決定しました。
暫時休憩いたします。 午前11時26分 休憩 ─────────────────────── 午前11時26分 再開
○議長(
正岡千博君) 再開いたします。 討論の通告はありませんので、これより採決を行います。 採決は採決表示システムにより行います。 発議第2号
新型コロナウイルス感染症の影響に伴う地方財政の急激な悪化に対し地方税財源の確保を求める意見書の提出について、原案のとおり可決することに賛成の議員は賛成ボタンを、反対する議員は反対ボタンを押してください。 〔議員投票〕
○議長(
正岡千博君) 賛成全員であります。したがって、発議第2号については、原案可決することに決定いたしました。 ただいま発議第2号が可決されましたが、その条項、字句、数字、その他の整理は議長に委任されたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
正岡千博君) 異議なしと認めます。よって、条項、字句、数字、その他の整理は議長に委任することに決定しました。 〔
新型コロナウイルス感染症の影響に伴う地方財政の急激な悪化に 対し地方税財源の確保を求める意見書は付録に掲載〕
~~~~~~~~~~~~~~~
△日程第5 議員の派遣について
○議長(
正岡千博君) 日程第5、議員の派遣についてを議題といたします。 お諮りいたします。 お手元に配付しております議員派遣表のとおり、議員を派遣したいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
正岡千博君) 御異議なしと認めます。したがって、議員の派遣については、議員派遣表のとおり派遣することに決定しました。 お諮りいたします。 ただいま承認を得ました議員の派遣に関し、変更がありました場合の措置については、議長に委任願いたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
正岡千博君) 御異議なしと認めます。したがって、そのように決定いたします。 〔議員派遣一覧表は付録に掲載〕
~~~~~~~~~~~~~~~
△日程第6 閉会中
継続審査申し出の件
○議長(
正岡千博君) 日程第6、閉会中
継続審査申し出の件を議題といたします。
会議規則第106条の規定により、
総務委員長及び決算審査特別委員長から、お手元に配付しております申出書のとおり、目下
委員会において審査中の事件について閉会中の継続審査の申出がありました。 お諮りいたします。
総務委員長及び決算審査特別委員長から申出のとおり、閉会中の継続審査に付することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
正岡千博君) 御異議なしと認めます。したがって、
総務委員長及び決算審査特別委員長からの申出のとおり、閉会中の継続審査に付することに決定しました。 〔閉会中継続調査申出書は付録に掲載〕
~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(
正岡千博君) 以上で本日の日程は全部終了いたしましたので、本日の会議を閉じます。
~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(
正岡千博君) 市長から閉会の挨拶があります。 武智市長。 〔市長 武智邦典君 登壇〕
◎市長(武智邦典君) 閉会に
当たりまして御挨拶を申し上げます。 今議会で提案させていただきました議案等につきまして、慎重な御審議の上、適切な御決定をいただきましたことに対しまして、心より感謝を申し上げます。議員各位からいただきました御意見、御提言につきましては、いずれも真摯に受け止め、市政運営に万全を期してまいりたいと考えております。 今会期中には、気象庁の事前情報において、特別警報級の勢力とも発表されていた台風10号の接近に伴い、災害対策本部を設置し、
避難所を12か所開設するなど、市民の皆さんの安全・安心に努めてもまいりました。本市では、人的被害や公共施設への被害はございませんでしたが、今後も引き続き気象状況等に注視し、早めの対応に努めてまいりたいと存じております。 なお、今議会におきまして、議員各位から災害時における様々な御提言を賜りました。今後の災害対応に生かしてまいりたいと存じております。 この機会に、退任時期は少し先になりますが、12月31日をもって人権擁護委員を退任されます松岡みちえ氏にお礼を申し上げたいと存じます。 松岡氏は、平成29年10月から1期3年間、本市の人権擁護委員として人権相談や人権啓発活動など精力的に御活動をいただいておりますことに、心より感謝を申し上げます。退任されましても、これまでの経験を生かされ、今後とも地域の身近な相談者として、また伊予市政に対しましても変わらぬ御高配を賜りますようお願いを申し上げ、お礼の言葉にかえさせていただきたいと存じております。 今議会開会の際に申し上げました7月豪雨災害による被災箇所につきましては、現在災害査定を受けるための作業を進めております。国の補助の動向を見ながら補正予算を編成し、早期の復旧を図りたいと考えております。 また、GIGAスクール用パソコン等につきましては、予算承認をいただきましたので、早速入札に向け準備を進め、仮契約などの所定の手続を行ってまいりたいと存じております。 なお、災害関連の予算及びGIGAスクール用パソコン関連の契約案件につきましては、臨時議会を招集させていただき、御審議を賜りたいと存じてもおります。 結びに
当たり、今議会におきまして政治家としての夢の一端を申し上げましたが、まずは
新型コロナウイルスの対応をしっかりと行いたいと存じてもおります。同時に、反転攻勢の時期を見据え、様々な準備を行ってまいりたいとも考えておりますので、今後とも議員各位におかれましては、さらなる御高配を賜りますようお願いを申し上げ、閉会の御挨拶に代えさせていただきます。本当にお疲れさまでございました。ありがとうございました。
~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(
正岡千博君) これをもって令和2年第5回
伊予市議会定例会を閉会いたします。 午前11時33分 閉会
~~~~~~~~~~~~~~~ 地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。
伊予市議会 議 長 正 岡 千 博 議 員 谷 本 勝 俊 議 員 田 中 裕 昭...